西大和山の会      2014年度山行報告

奈良県連主催   広域捜索訓練
フィールド:大峰・洞川周辺
2014年9月6日(土)〈準備〉/7日(日)〈訓練実施〉 
例会山行1・参加:西大和7名(うち準備から4名)  
奈良労山:18(うち準備から2)/奈良HC:5/こぶし:3(1)/オオヤマレンゲ:3/山楽会:2 //参加総計38名
捜索フィールド分担(⇒フィールド分担総地図
A1:大天井ヶ岳(五番関⇒大天井ヶ岳⇒洞川かりがね橋:奈良労山)
A2:かりがね橋(洞川かりがね橋⇒大天井ヶ岳⇒五番関:奈良労山)
B:レンゲ谷(清浄大橋⇔レンゲ辻:西大和+奈良労山)
C:法力峠(母公堂⇔法力峠⇔三ツ塚:奈良HC+奈良労山)
D:観音峯(観音峯登山口駐車場⇔観音峯:こぶし+奈良労山)
E:御手洗渓谷(御手洗渓谷R309出合⇒観音峯登山口駐車場⇒洞川:オオヤマレンゲ・山楽会+奈良労山)
◆一昨年と同様、行方不明者にあたる捜索目標をいくつかのコースに分かれて捜索する訓練。今回はより実際に即して、直前まで集合場所や捜索コースは公表されず、捜索目標も登山道から少しはずれた場所に設置された。また、奈良労山、こぶし、西大和より合わせて7名が前日からの準備に参加、夜はビバーク訓練も実施された。(T.Fuj.) 

西大和担当:レンゲ谷コースのコースタイムマップ
(※サムネイルをクリックして拡大画像を表示) 
 【解説】捜索目標設置の意図について
◆今回は道迷いによる遭難を想定し、捜索目標は誤って迷い込みやすい枝尾根や谷筋に設置。レンゲ谷コースについては、9月6日、奈良労山K.T.と西大和T.F.で目標設置に向かった。
◆当初、救助隊長より目標設置の指示があったのは、上の地図中のB地点であった。この地点は、これまで谷筋に沿って登ってきた登山道が、右岸上部(北側)へ向きを変えトラバース道となる分岐の先で、誤って赤点線の谷筋を直進すると滝が現れ、この先は岩登りの道となる。ところが、6日にこの地点を訪れると、道迷い防止のために道標が設置され、直進できないようにロープが張られていた。
◆一方、今回実際に目標を設置したA地点は、下りの際の道迷いを想定している。レンゲ辻から谷筋を下ってきた登山道は、A地点付近で右岸(北側)へそれ、トラバース道に変わるが、そのまま谷筋(赤点線)を下ってしまう可能性があり、そまま進むと深い谷へと導かれ、相応の装備がないと下山不可能となる。なお、この付近にも、道迷い防止のための赤テープが多数つけられていた。

B地点の先に出現する滝

B地点の手前に設置された道標と進入禁止のロープ 
 
その他前日の準備および訓練当日の画像 

9/6:観音峯コースの目標はY.S.とA.S.が設置

9/6:観音峯登山口で、今晩のビバークのための指導

 いよいよ当日。救助隊長N氏より本日の訓練の説明

レンゲ谷グループは西大和6名と奈良労山2名 

林道終点。本部との交信はできませんでした。 

しっとりとした谷筋を進みます 

滑りやすい斜めになった木階段 

岩の道が終わると、右岸のトラバース道へ 

11:55、霧の中で捜索目標発見 

結構上にありましたね。さあこれから昼食です。 

下りは皆さん速いです

滑らないように気を付けて 

1時間かからずに清浄大橋まで戻ってきました

再び観音峯登山口で反省会です 

記録・コメント ・画像キャプション・地図・解説:T.Fuj. / 9/7 GPSデータ提供:S.K. / 撮影:T.Fuj., S.K., A.S.

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