これまで一度も穂高山系（西穂を除く）に登ったことのない5人での山行。うち1名はアルプス自体が初めてとのこと。すこし不安はあるものの、会の岩稜歩行訓練やそれぞれのトレーニングの成果を信じて決行（但し、ややグレードの高い北穂〜涸沢岳間は回避してザイテングラート経由に変更）。それなりに緊張した箇所もあったとはいえ、日本アルプスの雄を体験した喜びと充実感は不安をはるかに凌駕した。さすがに日本のアルピニスト銀座、穂高岳山荘で会う人会う人が、｢私は西穂から｣、「明神X峰から」、「南稜から」、「前穂北尾根から」etc.と、まだまだ青い我々にはちと刺激が強すぎたかもしれないが、山の楽しみ方はひとそれぞれ。焦ることなく着実に歩をすすめたい。　
　今回この計画を鋭意進めてくださったリーダーと最高のメンバーに感謝。自分からはなかなか重い腰があがらなかったが、おかげさまでレパートリー山域がひとつ増えました！(T.Fuj.)